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プリティ中野の一問入魂

元大学受験ラジオ講座講師プリティ中野が医学部・難関大受験生に贈るエール

セントメプレス特別招聘講師・吉田統彦特別寄稿2~厚生労働委員会で一般質疑

厚生労働委員会で一般質疑!

衆議院議員 吉田つねひこ(統彦)


~はじめに~
 私は、昨年11月24日(金)の厚生労働委員会にて、野党第一党及び立憲民主党のトップバッターとして一般質問に立ちました。衆議院議員として、医師として、国民の皆様の目線で加藤厚生労働大臣に見解を問い、しっかりとした施策を行う旨を答弁として引き出しました。以下に、質問内容の骨子を提示いたします。なお、委員会の動画は、私のブログ「つねひこ、常日頃。」(http://yoshitsune-kai.jp/tsunehigoro/)にて掲載しております。ご参照いただければ幸いです。
 
1. 所信表明演説内容からの質問
先日の所信表明で、厚生労働加藤大臣は待機児童解消に向けての施策を力強く述べられました。2020年度までに32万人分の保育の受け皿の整備そして保育人材の確保、そして3~5歳児の幼児教育・保育の無償化、0歳から2歳児についても所得の低い世帯の無償化を行うと言っておられました。
その様な中で、読売新聞の報道によると岸田政調会長を本部長とする自民党「人生100年時代戦略本部」は一昨日の22日、安倍内閣が掲げる看板政策「人づくり革命」に向けた提言案の中で、大臣も所信表明で述べられ、今回の衆院選公約で「すべての子供」の無償化を明記した3~5歳の幼児教育・保育については、料金が一定額以上の施設や高所得者は無償とせず、助成額に上限を設けるよう求めるなど、公約と食い違う内容となっているようですが、まずその点に関して大臣のお考えを質問いたしました。
 加藤大臣からは、公約との食い違いはなく、無償化に向けてのさらなる努力を行っていくとの答弁を引き出しました。

2. 待機児童ゼロの一環として、保育士さんの待遇改善と0才児保育の拡充に関しての質問
実際の保育人材の確保の為には、結婚や出産を機に保育士を辞めてしまった休眠保育士あるいは潜在保育士に保育の現場に戻っていただけるような、魅力ある環境整備が必須です。また保育という重要な仕事を選ばれた方がそれを継続できる環境整備が必須です。それは当然給与面だけでは不十分であります。子供たちのための行事が数多くある保育施設という職場では必然的にサービス残業や場合により自宅に仕事を持ち帰って行事のための衣装や道具を作る等という状況がしばしばみられます。こういった状況を改善し、ゆとりのある環境で保育という崇高な仕事に邁進していただく為の施策に関して、大臣の具体的な答弁を求めました。また、出産を経た女性の職場復帰の最初の関門は0歳児の保育の受け入れ先の確保です。もっと具体的に言えば、アカデミアに所属する女性やキャリアを追求し、産前産後休業直後の社会復帰を目指す女性にとって、労働基準法第65条で定められているように通常8週間最短で6週間は働く事が出来ませんので、現実的に生後2か月の乳児を保育してくれる施設を確保することが早期の職場復帰を目指すお母さんたちの最初の悩みです。加えて、産前産後休業に加えて約1年間の育児休業の後の保育の受け入れ先も狭き門となっています。更に第1子と第2子、第3子そして第4子と複数のお子さんの保育を希望されるご両親にとって、保育を必要とする子供たちが別の保育施設にバラバラに通わなければならない事態は最も避けたい事象の一つでしょう。しかしそれは往々にして起こっています。大臣が仰った施策を実現する為には、この3点は必須かと存じますが、産後休業直後に生後2か月の乳児の保育を希望するご両親、約1年の育児休業の後の保育を希望するご両親、そして複数のお子さんの同時保育を希望するご両親に希望を与える具体的な施策を加藤大臣から力強くお示しくださいと質問しました。
加藤大臣からは、待機児童問題は政府としても深刻に受け止めており、特に保育士さんたちの待遇は部会を通して多くの話を行っている。都市部と地方との格差も把握しており、今後もより一層の検討を進めていきたいという答弁と引き出しました。

厚生労働委員会での一般質疑の様子(400×300)

3. 骨髄移植に関しての質問
『移植に用いる造血幹細胞の適切な提供に関する法律』が議員立法で制定され、平成24年9月12日に公布、平成26年1月1日に施行されたことは、血液疾患に苦しむ患者がより良い造血幹細胞移植を受けるために大変な福音であったと思います。また平成26年度、27年度と連続で収支が赤字となっている骨髄バンクに対し、超党派議連「骨髄バンク・臍帯血バンク議員連盟」のご尽力で補助金が6000万円増額になったことや旧態依然たる骨髄バンクのコーディネート支援システムを臍帯血バンクシステム並みに強化していく方向性には期待しています。しかし現実はそう簡単ではありません。実際にドナー適合者が見つかっても、ドナーとなりえなかった場合の患者の悲嘆はいかばかりでしょうか?それは場合によっては患者本人への死刑宣告ともなりうるわけです。私の地元名古屋の市議会議員、日比健太郎氏は、ドナー登録者の中にドナー適合者が見つかりながらも、ドナーとなりえず、平成28年11月3日午後11時8分、35年の生涯を閉じました。こういった悲劇を繰り返さないためにも、ドナー登録者がドナーになりやすい環境づくりが重要です。ドナー登録者の仕事や経済的な負担、移植に対する恐怖、そして麻酔や医療行為のリスクなどを軽減する必要があるでしょう。その点に関する大臣の見解を問いました。
 加藤大臣からは、元名古屋市議会議員の日比健太郎氏には深くお悔やみ申し上げます。このようなことが二度と起きないように、政府としても「骨髄バンク・臍帯血バンク」の推移を慎重に見極めていきたいと答弁を引き出しました。

4. 医療機器規制、どこまでが医療機器なのか?に関しての質問
大臣は、私の地元愛知県のDENSO社が2015年4月から、手術支援ロボットiArmSを発売したのをご存知でしょうか?同社のHPからの抜粋ですが、~手術時に医師の腕を支え、生理的なふるえや疲れを軽減~とされています。その機序は医師が腕を動かしたい位置にロボットアームが自由に追従し、かつ手術時にはしっかりと、いいですか?しっかりと、ですよ。固定され医師の腕を支え、術者の直感的な操作を可能にするため、内蔵されたセンサーが「腕をおく」「腕を静止する」「腕を浮かせる」という動作を感知し、「Hold:術中の腕の固定」「Free:腕の移動」「Wait:周辺機器操作時の待機」の3つの動作をスイッチレス(自動)で切り替えるものです。当然医療機器ではないと考えます。これが医療機器であるというのであれば、顕微鏡手術に使用する椅子すらも医療機器となると思われます。また、あやまった若しくは行き過ぎた規制で、せっかくDENSOのような日本を代表する企業が医療関連事業に参画しようとする思いや好機を失ってはなりません。その点は重々ご承知いただきたいところです。
また、治療用医療機器においてはペースメーカーを例として大臣にご提言申し上げたいと思います。国内で使用されているペースメーカーの国産品の割合は、ゼロなのです。その様な中、2017年 9月5日の報道で上海市の張江科技城に位置する創領心律管理医療器械有限公司が生産した「RegaTM心」シリーズ植込み型心臓ペースメーカーが先ごろ、国家食品薬品監督管理総局(CFDA)の認可を受け、中国初の世界先進水準の国産心臓ペースメーカーになりました。中国ペースメーカー市場が長年に渡り輸入製品に主導されていた局面を打ち破り、多くの中国の患者がその恩恵を受けることになる、と伝えました。
「国内企業は心臓ペースメーカー用とわかると、高分子材料も電子部材も協力してくれない。断ってきた企業の中には米国のペースメーカーに部品を提供しているところもあった」と1992年よりスタートした、テルモ社の次世代ペースメーカーの開発事業の中心人物である片山氏は医療系ジャーナルのインタビューに対し回顧しました。いまこそ日本は治療用医療機器における失地を挽回するために、ペースメーカーを代表とする極めて国産医療機器のシェアの低い分野に対して、産官学そして政府が力強い四銃士Les Quatre Mousquetairesとなり、革命的・革新的に推進して頂けませんでしょうか?その点に関する大臣の見解を問いました。
 
加藤大臣からは、国産のペースメーカーはゼロである事実は把握しておりました。医療機器規制も含め、ものづくり日本として、企業ヒアリングを強化して、国産医療機器のシェアアップに努めてまいりたいとの答弁を引き出しました。

以上、厚生労働委員会一般質問報告でありました。
私は、国民の皆様が安心・安全に暮らすことができる社会を構築するため、これからも、政府に訴えていきます。皆様のお声をお寄せください。


中区新栄学区の餅つき大会にて(400×300)

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プリティ中野





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吉田統彦(つねひこ)先生プロフィール

東海高校を経て名古屋大学医学部、同大学院卒業。
米国ジョンズ・ホプキンス大学ウィルマー・アイ・インスティテュートにて勤務。
眼科医。医学博士。愛知医科大学医学部客員教授。
昭和大学医学部客員教授。名古屋大学医学部非常勤講師。
愛知学院大学歯学部眼科学教授。名古屋医療センター非常勤医師。
衆議院議員。


  1. 2018/05/21(月) 00:00:01|
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名古屋千種駅前の医学部&名門難関大専門塾セント・メプレス学長。元大学受験ラジオ講座講師。

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