たとえ親が反対しても医師になりたいという気持ちで医学部を目指してほしい。

医学部を目指す動機は一様ではない。

人間十人十色だから

こうでなければならないというものはない。


しかし、親から言われたから仕方なく・・・

というのだけはいただけない。



いちばん問題なのは

本人にそう言わせてしまっている

親だと思う。



事情はいろいろあるのはわかるが

医学部に行ってもらわないと困るというような動機付けは

子どもの主体性を無視するものであり

素直な子の場合は

なんとか親の期待に応えるために

頑張ろうとするだろうが

自分の心の深いところから湧出するべき

本物のエネルギーに欠けるので

どうしても勉強に迫力というものが

出てこないのである。



そもそも医師という職業は

親の期待に応えるという動機だけで

やりきれるほど甘くはない。

また、本心から医師になりたいという気持ちがなければ

やらせてはいけない職業でもある。



この一文で覚醒する受験生が

一人でもいることを願っている。



どうか本当に医師になりたい、

たとえ親が反対しても医師になりたい！

そういう気持ちで医学部を目指してほしい。



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プリティ中野




あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。

だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。

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吉田統彦（つねひこ）先生プロフィール

東海高校を経て名古屋大学医学部、同大学院卒業。
米国ジョンズ・ホプキンス大学ウィルマー・アイ・インスティテュートにて勤務。
眼科医。医学博士。愛知医科大学医学部客員教授。
昭和大学医学部客員教授。名古屋大学医学部非常勤講師。
愛知学院大学歯学部眼科学教授。名古屋医療センター非常勤医師。
衆議院議員。