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プリティ中野の一問入魂

元大学受験ラジオ講座講師プリティ中野が医学部・難関大受験生に贈るエール

安達雄大の受験雑考 その五

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愛知医科大学医学部医学科推薦入試2名合格!
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金沢医科大学医学部医学科推薦入試1名合格!
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「翻訳」は「橋架け」だって、知ってますか?


 「end」って、どういう意味ですか?
 「・・・馬鹿にしてるんですか?」という感じですよね。
 答えはもちろん、「終わり」です。
 ところで、いつでもそうですか?

Science is a good thing, but it is not an end in itself;
it is a means toward an end and that end is human betterment.

 例えばこの一文。「end」が含まれていますが、この「end」も「終わり」ですか?

 「科学はよいものだが、それにおいて終わりではない。
科学は終わりに対する手段であり、あの終わりは人間の改善だ。」
 ・・・はい、訳せました。

 ・・・とか言っちゃう人は、思考力(国語力)が欠落しています。
だって、「終わり」の意味が実感的なものとして分からないもの。
「終わり」が分からないから、「科学」についての何の話なのか分からないし、
「人間の改善」っていう言葉まで意味不明になる。
 
それは、「end」がいつでも「終わり」と置き換えればいい・・・という思考停止をしているからです。
「end」は、「beginning」とか「start」と対比的に使われる場合には、
確かに「終わり」ですし、大抵は、そういう使われ方をします。

しかし、先の一文のように、その「end」が「means」という語と対比におかれた場合には、
「end」は本当に「終わり」でしょうか・・・?
 
違います。「means(手段)」の反対は、「目的」。そう・・・「end」は「目的」でもあるのです。
 はい、やりなおし。

Science is a good thing, but it is not an end in itself;
it is a means toward an end and that end is human betterment.
 「科学は良いものであるが、それ自体は目的ではない。
そうではなくて、(別の目的のための)手段であり、(本当の)目的は人間の改善だ。」
  
この「(別の目的のための)」「(本当の)」といった、
表だって現れていない事柄が見えるかどうか・・・。
それこそが、「分かる」と「分からない(あるいは分かったつもり)」の境界線。
 
「英文」しかり、「古文」しかり、「漢文」しかり。
みんな「英」「古」「漢」の方はみっちりやるんですね?
でも、それが現代日本語として意味を持つものになっているか・・・
そのチェックが、皆さんビックリするほどに甘い。
肝心のそれを翻訳する先である「言葉(現代日本語)」に関する意識が極めて薄い。
だから、日本語の観点から見てイミフな「置き換え」をして、それを「訳」と呼んでしまう・・・。
覚えたものは全て、そのままあてはめればそのまま使える・・・とでも?

翻訳は「架け橋」です。向こう側(異文化側)とこちら側(自文化側)との。
向こう側ばっかり鉄骨で固めて、こちら側の部分がグッズグズなんですね。
だから、橋が架からない。
翻訳系教科の行きづまりは、意外とそういう次元で起こっていたりするように思います。

 もちろん、
「文法や単語なんて暗記しなくても、日本語的な処理能力があれば大丈夫だも~ん」
なんていう構えは、論外ですよ? 

 2014年11月20日 

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キューティ安達先生




プリティ中野の書評 山本兼一著『信長死すべし』

山本兼一は僕の同志社文学研究会時代の仲間である。
今年の2月13日、僕の誕生日に彼は肺がんで他界した。
最後の原稿を中央公論の編集者に送稿した5時間半後に息を引き取ったのだった。
彼は骨太の歴史小説をいくつも遺していった。
まだ生き残っている僕は彼の作品を語り続けたい。
セント・メプレス発足時に推薦文を書いてくれた恩義に応えるためにも。


歴史上の事実を透視して

隠れているその真実を虚構の中に抉り出すという

歴史文学の生命線が骨太に貫かれている力作である。

本能寺の変の要因には諸説あるが、光秀が信長を討ったという事実は動かない。

ならば光秀の心の天秤を主君弑逆に傾けさせたベクトルが

単一であれ、複数ベクトルの合力であれ

普遍の人間性をキャンバスにしつつ山本の雄渾の筆致で本能寺が描かれれば、

読者は自ずと、光秀は言うに及ばず、信長や帝

さらには近衛前久を始めとする公卿と交感するのである。

時間と空間を超越する地下茎で繋がれた端末が個々の人間とするなら

マザーコンピュータが奈辺にあるのか。

その所在を垣間見せる力量こそが作家の力量であり

その意味で山本兼一は最もマザーコンピュータに肉薄した端末なのであろう。

― 光秀の魂は、そのまま深い闇の奈落に落ちていった。

最終章『無明』のエンディングである。

無明のカオスの中で人間は蠢き

その蠢きの一つひとつを糸として

壮大な人間の歴史が紡がれていく。

事件から430年が経過した今

山本兼一が創出する本能寺の変と交感し

描かれる無明の中に自分自身の座標を求めることができるなら

歴史小説読者として、至福の悦びとなるだろう。

その悦びを共有する一人として

まだ手にしておられない全ての方に本作を薦めるものである。


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山本兼一からいただいた推薦文

中野俊一氏は、わたしの同志社大学時代の先輩である。
わたしと中野氏は大学の文学研究会に所属していた。
わたしが二年になったとき中野氏は、その会の会長になった。
文学研究会は、学術団体でありながら、無頼を気取る輩が多かった。
そんななかにあって、中野氏はめずらしく情熱と責任感にあふれた人材であった。
だからこそ、自尊心の高い会員たちから請われて会長に就任したのである。
そんな中野氏がこのたび新しく塾を開くという。
その名はセント・メプレス。
中野氏が開く塾ならば、さぞや熱気にあふれ、
塾生は激しく切磋琢磨されることであろう。そう信じてやまない。

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在りし日の山本兼一



あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。

だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。

                               ~アメリカ・インディアンの言葉



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医学部受験生に贈る!
未来の医師養成講座
愛知医科大学理事長三宅養三先生からご推薦をいただきました。


講師:吉田統彦(つねひこ)先生




東海高校を経て名古屋大学医学部、同大学院卒業。
米国ジョンズ・ホプキンス大学ウィルマー・アイ・インスティテュートにて勤務。
眼科医。医学博士。愛知医科大学医学部客員教授。昭和大学医学部客員教授。
名古屋大学医学部非常勤講師。名古屋医療センター非常勤医師。前衆議院議員。

講義内容/日米の医療の比較を通じて、現代日本の医療問題を、毎回テーマを変えながら鋭くえぐりだし、医師をめざす受験生の使命感を、インテリジェントにそしてパッショネートに鼓舞します。このコースはまた医学部入試の面接試験での発言能力や小論文の背景知識を涵養することにも力を注ぎます。

2015年全9回コース
(4月~12月につき毎月1回/すべて月曜日20:30~21:50)

クリック⇒吉田統彦先生の未来の医師養成講座
  1. 2014/12/02(火) 00:00:01|
  2. 安達雄大
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名古屋千種駅前の医学部&名門難関大専門塾セント・メプレス学長。元大学受験ラジオ講座講師。

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