FC2ブログ

プリティ中野の一問入魂

元大学受験ラジオ講座講師プリティ中野が医学部・難関大受験生に贈るエール

医学部を志す若者へ~吉田統彦先生の医気軒昂26

1461801749589.jpg


『吉田つねひこの医気軒昂~医学部を志す若者へ』
Medical Tourism(メディカルツーリズム)を考える
:その12 日本のMedical Tourism<甲:出島≒医療特区?>

前稿までで述べたタイの首都バンコクのPublic Sectorの雄である
国立チュラロンコン大学医学部付属病院や
Personal Sectorのファーストクラス病院の代表である
バンコク・ジェネラル病院そしてあまたある病院群は、
例えて言えば豪華なリッツカールトンホテルからカプセルホテルまでの
大きな格差があります。

そういう意味では日本の病院は総じてリーズナブルで
平等なサービスが保証されたビジネスホテルの様だとも言えます。

一般的に海外の保険医療制度と比較し、
日本の国民皆保険は素晴らしいと言えます。

日本の医療保険は特に平等性やアクセスビリティという観点では
間違いなくダントツの世界一であると断言できます。

しかしながら、医療をグローバルな輸出財とみた場合は
日本の医療制度は鎖国状態とも言えるでしょう。

確かに地方の中核病院や大規模介護施設は雇用を促進し、
地域を活性化している側面があります。

つまり地域によっては病院が重要な基幹産業になっています。

ただしこれは、
あくまで内需拡大という面での国内産業という意味においてと限定されます。

その良い例が千葉県鴨川市の亀田総合病院や
福岡県飯塚市の麻生飯塚病院であると言えます。

現時点で日本の医療を輸出財と考えた場合、
現状では医療レベルが高くかつ人件費が安い
タイやインドに敵わない可能性が高いと思われます。

しかしながらそれでもなお
日本でもMedical Tourism の活性化に注力をしていくことは
外貨獲得による日本経済の活性化を誘導するための
一つの手段かもしれません。

そう考えた場合、
例えば様々な規制を緩和した医療特区の「出島」を設置するという
日本的には甚だ大胆な手段も
アジアにおける病院国際競争を勝ち抜くためには必要になってくると思います。

そのような状況下で行政に目を向けると
内閣府と経済産業省は大いに乗り気であり、
反面厚生労働省と医師会は現時点では慎重もしくは反対のスタンスのようです。

我々はどちらの道を選択すべきなのでしょうか?

勿論、日本におけるMedical Tourism の活性化は
期待されるほどの外貨獲得手段となるかは疑問が残りますし、
更には医療ビザの問題・病院職員の語学の問題・外国文化や宗教などへの理解の問題
・・・・・等と課題は山積しています。

またMedical Tourism後発国の日本はどのような戦略を立てていくべきでしょうか?

日本では、2009 年12 月にメディカルツーリズムが「新成長戦略」に盛り込まれました。

現在、正確な数値はありませんが、
推測による日本における外国人の医療機関受診者数は
4万から5万程度ではないかとされています。

しかしながら日本政策投資銀行の調査によると
日本国内のMedical Tourismの潜在的な市場規模は
2020年で約5,500億円と推計され、
経済波及効果は約2,800億円にも上る可能性があるとされています。

この調査は海外からのMedical Touristを約43万~45万人と見込んでいます。

次稿ではもう少し日本のMedical Tourismの可能性を考察していきたいと思います。

元衆議院議員 医師 吉田統彦拝





1452077854782d.jpg

セント・メプレスのプリティ中野です。

プリティ中野とその仲間たちのブログにいつも応援ありがとうございます!

今日もポチっとよろしくお願いします。


にほんブログ村 受験ブログ 医学部・医療系受験へ
にほんブログ村




screenshotshare_20160314_162259~2~2

東奔西走、八面六臂の活躍を続ける吉田統彦(つねひこ)先生が、

日本の医療の現状と問題点をわかりやすく解説、

良医を目指す若者たちに志と使命感を育て、

受験を乗り越える気力を与える

『未来の医師養成講座』がいよいよ4月4日開講。

ただいま申込受付中! 

医学部面接試験に必要なプレゼンテーション能力も育てます。


吉田つねひこの未来の医師養成講座








St.メプレスのホームページ

_20160312_121106.jpg
  1. 2016/04/28(木) 08:46:21|
  2. 吉田つねひこ先生
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<受験のトンネルの向こうには広い世界が待っている。 | ホーム | 疲れた時は・・・>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://prettyjonathan.blog.fc2.com/tb.php/687-b74988e9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

PRETTY NAKANO

Author:PRETTY NAKANO
名古屋千種駅前の医学部&名門難関大専門塾セント・メプレス学長。元大学受験ラジオ講座講師。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (154)
僕の受験生時代 (0)
プロフィール (1)
勉強法 (12)
愛しき日々 (24)
檄 (1033)
雑感 (67)
名言シリーズ (12)
メプレス (24)
英語 (27)
愛知医科大 (33)
東京女子医大 (11)
東京工業大学 (1)
ロシナンテス (1)
日本医科大学 (1)
吉田つねひこ先生 (43)
山本兼一 (5)
名古屋大学医学部 (56)
燕燕 (1)
岩手医科大学 (5)
金沢医科大学 (9)
東京大学 (1)
三宅養三先生 (0)
名古屋大学理学部 (28)
青山学院大学 (10)
歯学部 (2)
パイロット (2)
保護者の声 (2)
名大岐阜大共同研究 (1)
立命館大学 (1)
かつての教え子たちへ (1)
五稜郭高田 (25)
安達雄大 (16)
吉野由宏 (15)
石原泉 (0)
安田賢治 (7)
兼瀬あらわの藤保医学部物語1 (0)
藤田保健衛生大学 (12)
プリティ語録 (3)
英語問題集・参考書の間違い (3)
日本史吉川 (4)
泉初実 (3)
国政直記 (7)
東京理科大学 (1)
名古屋市立大学医学部 (1)
川崎医科大学 (1)
帝京大学医学部 (1)
同志社大学 (1)
入試説明会 (8)
医療立国 (14)
合宿 (15)
保護者会 (2)
酒井健ちゃん (1)
メディカルツーリズム (10)
埼玉医科大学 (1)
ドクター花城 (3)
不正入試 (24)
北里大学 (1)
武田塾 (12)
藤田医科大学元准教授 (1)
ヨーロッパの医学部 (1)
前野芳正先生 (4)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR