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プリティ中野の一問入魂

元大学受験ラジオ講座講師プリティ中野が医学部・難関大受験生に贈るエール

フラッシュライト作戦

医学部&名門難関大受験St.メプレスのホームページ

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高3の8月から受験勉強に本格参戦した僕にとって

最大の壁はわずか半年という本番までの時間であった。

1日24時間、1時間は60分、1分は60秒。

これはどうにも変えられない以上、

24時間の中で有効時間を如何に増やすか

それだけを考えた。



その一つをご紹介しよう。



床に入って電気を消すのか

電気を消してから床に入るのか

はたまた電気をつけたまま眠るのか

人それぞれの流儀があると思うが

いずれにせよ

目を閉じてから眠りにつくまで

しばらくの時間がかかることになる。



もっともこれとて

バタンQという人から

羊を1000匹以上数えないと

という人まで千差万別と言うしかないし

同一人物でも日によって違うと言うしかないが

当時の僕の場合、だいたい10分くらいはかかるのであった。

と記憶している。



ちなみに今の僕はほとんどバタンQだ。

それが25歳※という年齢からくるものなのかどうかは

自分でもよくわからない。



ともかく高3の僕は

その10分間の非生産的時間をなんとか生産的時間に変えたいと思ったのだった。



そして編み出したのがフラッシュライト作戦。

当時はサーチライト作戦と呼んでいたかもしれない。



枕元に懐中電灯を置いておく。

電気を消す。

床に入る。

懐中電灯を天井に向け

スイッチオン!



漆黒の闇の中に忽然と浮かび上がるのは

ただの天井ではない。

模造紙に大書した

英単語、英熟語の数々。

しばらく見つめているうちに

それらはまるで天井ならぬ天上におわす

受験の神々が

数ある受験生の中で私だけに

宇宙のかなたから語りかけてくる呪文のように見えてくるのだった。

眠れ、眠れ・・・さすれば朝までにそなたの脳内にこれらの単語を刻み付けてやるぞよ。



私は素直にうなづいて眠りついたのであった。



そして摩訶不思議、私の単語力は本番までに飛躍的に伸びたのである。



フラッシュライト作戦、おそるべし。



よかったら真似してみて。



※あくまでも自称である。








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医学部受験生に贈る!
メディカル・レクチャー
愛知医科大学理事長三宅養三先生からご推薦をいただきました。


講師:吉田統彦(つねひこ)先生




東海高校を経て名古屋大学医学部、同大学院卒業。
米国ジョンズ・ホプキンス大学ウィルマー・アイ・インスティテュートにて勤務。
眼科医。医学博士。愛知医科大学医学部客員教授。昭和大学医学部客員教授。
名古屋大学医学部非常勤講師。名古屋医療センター非常勤医師。前衆議院議員。


講義内容/日米の医療の比較を通じて、現代日本の医療問題を、
毎回テーマを変えながら鋭くえぐりだし、
医学部をめざす君の使命感を、インテリジェントにそしてパッショネートに鼓舞します。
このコースはまた
医学部入試の面接試験や小論文の背景知識を涵養する上で最高の対策となります。
講義の中では本場仕込みの医療系の英語や、
数学や理科のワンポイント・レッスンが飛び出すかもしれません。乞う、ご期待!

全9回コース(4月~12月につき毎月1回/すべて月曜日20:30~21:50)
     
     第1回 4月14日 ※第2回以降の日程は講義時に発表します。

対象:医学部受験生/定員20名(セント・メプレス生に限る)

詳細はセントメプレスまでお問い合わせください。
052‐733‐3234



各回のテーマ

1:日本の医療と世界の医療<アメリカの医療との比較を中心に>
2:日本の医療の水準と医師数、新設医大も含め
3:日本の予防医療とワクチン政策
4:医薬品・医療機器産業の現状と医療イノベーション
5:私の経験した海外医療ボランティアとメディカルツーリズムを考える
6:日本の科学技術政策その1<再生医療の実態と展望を中心に>
7:日本の科学技術政策その2<先端医療と抗加齢医学の実際>
8:日本の医療の諸課題、医療と政治
9:日本の医療の課題と展望~今までの総括も含め~




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東京女子医科大学医学部合格
平尾あいねさん(春日丘高校卒1)


去年、高校の先生に「止めるなら今だよ」と言われました。
何をかというと、"医学部受験"です。
私の高校にも、医学部受験の多浪生がいました。
私がその道を辿ると思っていたのかもしれません。
あまり表に出しませんが、私はかなりの負けず嫌い。
おかげでこの1年、受験に対するモチベーションが途切れることがありませんでした(笑)

高校の先生にそんなことを言われた私ですが、今年はとても充実した1年を送れました。
私は自分を他人と比べることが苦手な性分で、そのせいか、周りの人どころか自分の
模試の判定や偏差値などを(良くても悪くても)全く気にしていませんでした。
むしろ、昨日の自分をどれだけ超えられたか、に重きを置いて過ごしていました。

私は、他の予備校との掛け持ちをしませんでした。
メプレスの個別指導では、私の苦手なところ、やりたいところに焦点を絞ってもらえるので、
塾を掛け持つ必要がなかったからです。
また、入試情報の面でも、心配するようなことはありませんでした。
あと、これは非常に個人的な理由ですが、あまり大きい予備校に通って
浪人生の知り合いを作りたくなかったからです。
私には大人数の中で、友達を作らない自信がありませんでした。
そこでおしゃべりの誘惑に駆られることは目に見えていたので、自分を追い込む
という意味でも、大手予備校との掛け持ちはしませんでした。
今では、その判断は正しかったと思っています。

最後になりましたが、この場をお借りして先生方にお礼を言いたいと思います。

まず、中野先生。
話し下手な私のために、毎朝、面接特訓をして下さいました。
授業はとても熱く(時にはギャグがとっても寒かったですが)、問題集の堅い和訳を
如何に噛み砕いて説明しようかと、何度も言い直して下さっている姿が印象に残っています。
神社のお参りにも連れて行っていただきました。2年間ありがとうございました。

次に石原先生。
この1年で本当に初歩的なことから始めていただきました。(解と係数の関係とか相加相乗とか…)
私なりの解き方を細かくチェックして、的確なアドバイスをしていただきました。
過去問を用意して頂いたりして、本当にお世話になりました。

高田先生には化学と生物を受け持っていただきました。
中野先生以上に寒いギャグが多かったですが、分かりやすい板書をありがとうございました。
ゲームの話、楽しかったです。いつかカプコンBARに連れていってください!

国語と小論文の添削は、安達先生に担当していただきました。
古典の現代語訳がとっても面白かったです。
イメージの湧きやすい授業をありがとうございました。

また、泉先生には会う度に励ましていただきました。
心強いお言葉をかけていただき、ありがとうございます!

黒田さん、花城さん、山口さん、合宿のチューターさん方にも感謝しています。
何度同じ事を訊いても、毎回丁寧に解説していただきました。

模試の結果がほとんどE判定でも私はケロっとしていたので、さぞかし
ご心配をお掛けしたことと思います。先生方のお陰で、無事乗り切ることができました。
本当にありがとうございました‼︎

これからも今年の自分の勉強姿勢を忘れずにずっと努力を続けていきます。


東北大学工学部合格
秋田佳祐君(愛知高校卒1)


秋田佳祐です。
愛知高校を卒業して1年間の浪人生活を経て、東北大学工学部に合格できました。

僕は現役のときには、思うような大学に行けず、浪人することを決意しました。
そして、その決意を支えてくれたのが中野先生であり、高田先生でした。

浪人生活はたくさんの時間がありますが、学校がないため生活習慣が乱れ、
現役時代よりも勉強できない日もありました。
生来、ものぐさで、眠ることが大好きな僕ですから、
ちゃんとした浪人生活を送れるかどうか不安だったのですが、
実際その不安が的中しそうになった時、
中野先生や高田先生に活を入れてもらえたことが
1年間通して勉強をする原動力になりました。

英語は中野先生、理系科目全般は高田先生、
そして国語は安達先生に面倒を見てもらい、
それぞれ現役時とは比較にならないほど地力がついたと思っています。
中野先生は東北大学の2次試験直前に、
英作文の問題にあたると途端にペンが止まってしまう僕に毎日のように英作文を特訓してくださり、
おかげで本番には、すらすら英語をかけるまでになりました。

その他、会うたびに励ましの声を掛けていただいた石原先生、泉先生、
そしてチューターの方たち全員に感謝の気持ちを伝えたいです。
本当にありがとうございました。



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  1. 2014/03/22(土) 00:00:01|
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意味を味わいながら勉強する。


勉強に作業的側面があるのは事実だが

それは必要最低限度にとどめておく必要がある。



意味も考えず

発音も思い浮かべず

ただスペルの模写をひたすら繰り返したとしても

それで英単語力がつくかといえばそんなことはありえない。



第一そんな勉強?が面白いわけがない。


考えてみれば人生と同じだな。

ただ漫然と

生きている意味も考えず

何の問題意識もなく

毎日を過ごしているだけでは

面白くもなんともないだろう。



深沢七郎なら

それこそが理想の人生、というかもしれないが

私はまだそこまで人生を達観できないのである。



人生の意味は与えられるものでなく

自分で把握するしかないが

勉強の意味も自分で把握するものである。



私が言いたいのは

学問の意義云々ではない。

そこまで大上段にふりかぶる気はない。

そうではなくて

まさに勉強、受験生が取り組んでいる日々の勉強そのものの中身

もっと言えば

今目の前にしている学習内容の意味のことである。



それを無味乾燥なのものにしてはならない。

必ずそこには意があり味がある。



換言すれば

勉強を味わってほしいのだ。



生きるための糧として

ただ食べるというだけなら

食事は楽しみではなくなる。



受験勉強も同じで

ただ受かるためだけというなら

勉強という営みそれ自体に

楽しみを見出すことは困難ではないか。



希望の大学に受かるために

しかたなく

しぶしぶ勉強するのではなく

勉強を味わい

勉強を楽しんだほうがよほど効果が上がり

その意味でよほど目的に適っていると思うのだ。



興味がもてない

つまらない

とぼやきながら机に向かうより

開き直って

勉強の中身を楽しんでやろうと覚悟を決めるのだ!



花を見て美しいと思うのは

その美しさを感知できる自分がいるからである。



日々の勉強の面白さを

味わえる受験生になろう。



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  1. 2013/09/16(月) 00:00:01|
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焦って和訳する前に


人は言いたいことがあって初めてそれを言語化するのである。

初めに思考活動ありきなのである。

言語化を思考活動に先行させることはできない。



言い換えればまず意味があってその上で言語の出番となるのである。



にもかかわらず

何を焦っているのか

意味を考えないで

つまり、イメージを把握しないで

英語を日本語に転換しようとするから悲劇が起こるのである。



簡単な例を挙げてみよう。

Nothing I do pleases her.

この文を見るなり、次のように訳した生徒がいた。



何も私がしないので喜んでいるのは彼女だ。



そう訳してドヤ顔をしている生徒に

それはないだろ?と言うと彼は不思議そうな顔で

間違ってますか?という。



そう出られると、私も腰を据えざるを得ない。

「いったいどこでそんな読み方を教わったんだ?」

彼は私が担当して間もない生徒だった。



「前の塾の先生が直読直解を教えてくれたんです」

「直読直解って君はどう解釈してるのかね?」

「左から右へ、即、日本語に訳していくことです」

「それは結構なことだが英文の構造を無視したらいかん」



そこで僕はこの文について懇切丁寧に構造解析してあげることになる。

この文はNothing pleases her. と I do it. に分解できる・・・

関係代名詞が省略されて・・・

無生物主語だから・・・

などなどの説明を経た上で

まず次のように直読直解訳を提示する。

何一つない、私のすることで、彼女を喜ばせることは。



それから意訳をいくつか紹介する。



私が何をしても彼女は喜んでくれない。

私のやることなすこと、何一つ彼女は満足しないのだ。

彼女は僕のやることがどれもこれも気に入らないのだ。




直読直解とか速読術とかと称して

ただ左から右に日本語に置き換え

テキトーな文に仕立て上げていくことは

和訳でもなんでもない。



英文ときちんと対峙して

その意味をきちんと把握してから

きちんとした日本語に変換していく

という当たり前の作業を黙々と積み重ねていくこと以外には

英文解釈に上達する道はないと僕は信じている。







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  1. 2013/09/11(水) 00:00:01|
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その先で合格が待っている

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驚異の腹筋に負けない上腕二頭筋をつくる!



受験勉強においては

問題に正解が出せたことより

不正解だった問題を完璧に理解して

以降同種の問題に対する免疫力が身についたことこそ

喜ぶべきである。

本番とは違うのである。


自分を伸ばすために問題を解くのであり

その意味で

できた問題より

できなかった問題の方が

学ぶところが大きいのである。

免疫力が高められるゆえに。



そんなことは当たり前のことだ、本来。

本気で自分を伸ばす気があるなら

本来当たり前のことだ、そんなことは。



にもかかわらず

解けなかった問題についての理解

本質の把握が中途半端なまま

次の問題に進んでしまう人が少なくないのは実に残念だ。



彼らは新しい問題を次々やりこなして

一見猛然と頑張っているように見えるのだが

実は大量に問題を解くことで

自分を安心させたいだけなのだ。



心の奥底でデキル問題を追い求めている。

正解を出すことによって安心したいからだ。



できない問題をできるようにしてこそ

その本質をしっかり理解してこそ

問題解決の免疫力が高まって

本当の意味で安心の貯金ができるというのに

その作業をしっかりやらずに

次の問題に進むものだから

似たような問題とまた向き合うことになった時に

またデキナイ自分を発見することになって

期待とは裏腹に不安を積み重ねることになるのである。



本質を理解できてないのだから

応用がきくわけないではないか。



大量に問題を解くことそれ自体は

もちろん悪いことではない。

しかし、それより何より

本質の理解、原理の把握というものが優先するのだという

その自覚がほしい。



あるひとつの問題に長時間かかわるより

次から次へと問題をこなしていきたい気持ちは

わからないではない。

しかし、そこをグッとこらえて

目前の一問に魂を入れて取り組み

骨までしゃぶりつくすつもりでその問題に取り組む方が

よほど大きな成果が期待できるのだ。



ワカラナイことをワカルようにし

ワカッタことをデキルようにしていく。

自分をごまかさず

日々刻々その営みを続けていく。



その先で合格が待っている。





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  1. 2013/08/05(月) 00:00:01|
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卒生諸君! 基礎力を地盤沈下させるな!

YOU TUBE プリティ中野動画集



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みんな頑張れよ!~中野クッキー



浪人受験生の皆さん。

現役時代に解けていた問題が浪人すると解けなくなるという

実に困った事態が発生することが少なからずあるので

今日はそのことに軽く警鐘を鳴らしてみたいと思います。



まず、次の英文の空所に適する語(句)を選んでください。


I (    ) in Paris for about three years when I was a child.
  
  1. lived 2. had lived 3. have lived 4. would live


浪人生なら、楽々と正解できると思いますが、

さてどんなものでしょう?



正解の発表はすこし後回しにして

思うところを述べたいと思います。



浪人生の多くは、山を8合目から登ろうとします。

あと一息のところまで迫っていたはずという思いがあれば

それは当然のことです。

しかし、模試を受けてみると

5合目に逆戻りしていたというようなことが

少なからずあるのです。

自分では「9合目には着いているはず!」

という確かな思いがあるにもかかわらずです。



これはどういうことかというと

ふもとから8合目までは盤石であると思い込んでいたのは

実は過信であったことを意味しているのです。

つまり、知らず知らずのうちに基礎力が地盤沈下してしまっていて

上乗せが上乗せにならなかったというわけです。



そういうことでは努力が報われないことになるので

身に覚えのある方は

どうかこの警鐘に耳を傾けて

今後のルーティンワークに基礎の見直しを加えてください。



さて、先ほどの問題は、

時制の必修ポイントの一つであるのですが

この手の問題を浪人生に出題してみると

驚くことに正解率は現役生よりも悪いということが

よくあります。



正解は 1 です。

過去完了形の2を選んだ人が少なからずいたような気がします。

君はどうだったでしょう?



私の子供時代というのは時の1点ではありません。

従ってパリに住んでいた3年間とは

時間的なズレが生じません。

ダブっているのですから

解答は従属節と同じ過去形で良いということになります。



I (    ) in Paris for about three years when the war broke out.
  1. lived 2. had lived 3. have lived 4. would live


ちなみに上のような問題であれば

明確に時間のズレが生じますので

解答は2の過去完了形となります。



いかがでしたか?



浪人生の皆さん、

上乗せすればいいだけだとか思っていると

基本から一気に駆け上がってくる現役生に

よもやの逆転劇を許してしまうことにもなりかねません。



どこまでも基本を大切に

頑張ってください。



早いものでもうセンターまで半年となりました。





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プリティ中野の書評 山本兼一著『信長死すべし』

歴史上の事実を透視して

隠れているその真実を虚構の中に抉り出すという

歴史文学の生命線が骨太に貫かれている力作である。

本能寺の変の要因には諸説あるが、光秀が信長を討ったという事実は動かない。

ならば光秀の心の天秤を主君弑逆に傾けさせたベクトルが

単一であれ、複数ベクトルの合力であれ

普遍の人間性をキャンバスにしつつ山本の雄渾の筆致で本能寺が描かれれば、

読者は自ずと、光秀は言うに及ばず、信長や帝

さらには近衛前久を始めとする公卿と交感するのである。

時間と空間を超越する地下茎で繋がれた端末が個々の人間とするなら

マザーコンピュータが奈辺にあるのか。

その所在を垣間見せる力量こそが作家の力量であり

その意味で山本兼一は最もマザーコンピュータに肉薄した端末なのであろう。

― 光秀の魂は、そのまま深い闇の奈落に落ちていった。

最終章『無明』のエンディングである。

無明のカオスの中で人間は蠢き

その蠢きの一つひとつを糸として

壮大な人間の歴史が紡がれていく。

事件から430年が経過した今

山本兼一が創出する本能寺の変と交感し

描かれる無明の中に自分自身の座標を求めることができるなら

歴史小説読者として、至福の悦びとなるだろう。

その悦びを共有する一人として

まだ手にしておられない全ての方に本作を薦めるものである。


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あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。

だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。

                               ~アメリカ・インディアンの言葉









  1. 2013/07/17(水) 00:00:01|
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名古屋千種駅前の医学部&名門難関大専門塾セント・メプレス学長。元大学受験ラジオ講座講師。

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